2018年10月1日月曜日

2018年07月のうたの日の自選と雑感。

そういえばうたの日のこちらの更新が6月分で止まっていた。

うたの日は2015年9月21日に始めて、満3年、連続で出し続けることができた。3年間、お世話になりました。といっても、歌を出すばかりで、投票や評もせず、自分勝手な出詠者ではありました。
そのうえ、コレイイナたん、(とのちに名付けられましたが)、という、見方によっては、うたの日の投票や評を否定するようなキャラクターを跋扈させてしまい、なかなか厄介な2次的存在であったかもしれません。不快な思いをした方にはすみません。
そして、面白がってくれた方には、とてもうれしかったです、そして、こちらも、続けられなくて、申し訳なく思っています。

うたの日3年目を区切りにするのは、数ヶ月前から考えていたことですが、9月に起こったさまざまな問題は、目にするたび口をはさみたくなるような嫌な出来事でした。

匿名で本人に言えないようなことを書くことは、なんと人を傷つけるものだろうと、あらためて驚く。しかも、戦い方がわからない。戦うものが馬鹿をみるような場所がある。
まあ、何年も前に、知り合いの歌人が同じ目にあったのを見たことがあって、そのときも、何も出来はしなかった。

ともあれ、照屋の後処理はもう少し残っている。それくらいは、ちょっとずつでも終わらせよう。

自選。

「見」
見るためには目を閉じよって話でしょ? 同じよ、だから見つめるんだから

「プール」
夏の午(ひる)のモータープール人気(ひとけ)なし蝶だけが時のながれる証(しるし)

「無」
プレパラートを菩薩のようにつまみつつミドリムシさえ無いものが無い

「競」
人類が競って宇宙に行った頃そこまで造ってなかった神は

「セーラー服」
男子寮の6号室に受け継がれしセーラー服を出す時がきた

「追」
追わなかった後悔みずみずしいままのバスターミナルに雨びたびたし

「熱」
151年前の夏もまた熱からむ「えゝぢやないか」ををどり

「没」
沈没船の舵輪(だりん)ぐるぐる舵(かじ)を切るふるさとの方を向きつつ沈む

「スイカ」
口の中にシャオウムと赤く柔らかいスイカの山を食うひとくちめ

「夕」
かわいくない男子の野次をスルーして祭りの夕べを涼しい心算(つもり)

「蝶」
蝶なのにかなり遠くに来たもんだ何やってんだろう蝶なのに

「ラクダ」
もしかしてラクダなのかもしれませんふたりのながい食事もしゃもしゃ

「メロン」
甘い水をたくわえて確かにメロン、幸せは待つことでもよくて

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