ただ、実はあまりよい思い出にこの頃のやりとりはつながらなかった。いや、もっと考えると、現在のテルヤの交遊につながるので、良かったのかもしれない。
これからも、離れてゆく人はありましょう。
自選など。
与えても受けても人は渇くなり朝からコーラ飲み干すお前
天空と水田に月、お互いに孤独にありて寂しくはなし
人を拒むことで苦しむ罰よりも苦しめている罪なお痛し
人生は愛のぬかるみ君と行くウーラガ、ドゥーラガ、どこまで続く
ファミレスの塔看板の消えている明け方、街が青色である
愛情が貴重なことを知っていてキバ持つ犬はキバを使わず
闇が産む君の神様、現在はたとえばエキア=ドイモ神かも
罰でない死があるならば閾値をどこに合わせて思うあんにゃろー
考えるあたまあとから引きずられタコはあしから未来へすすむ
在ったとは今はどこにも無いなので過去とはつまり百万の嘘
愚かなるエヴァンジェリストは行く先で救うべき人を怒らせて去る
護岸工事の名目でここも追い出され猫の墓など置いたまま去る
不意打ちのチョップを受けてその時に確かにひとつふっきれたもの
何もないところで躓(つまづ)き過ぎてから、老いってなんだ、振り向くことさ
年寄りを年寄りの場所に送り込み若者は行け、年の寄るまで
間違えてからもずいぶん進みたり戻れねばこの間違いを行く
大通りの両端に男子女子分かれ歩くのを見る、見る方が照れる
霧雨が宅配便の兄ちゃんを少しく楽しそうに走らす
カレー短歌のやりとりをひととした。
カレー食う過去も未来も朝夜も銀河も匙ですくっては食う
初夏なのでたぶんいつかは嫁になる君と食べてもいい茄子カレー
調べてはならないカレースパイスで調合できる惚れ薬レシピ
木を隠すには森の中あーんとか言いながらわれを試したる匙
迷い込んだカレーの森にもがきつつふと思う、ハヤシライスは林
パロディ短歌のハッシュタグも、この頃使い始めた。ふざけた遊びではあるが、ご了承ねがいたい。
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